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黒髪ロング企画参加作品:小説「夏の終わり、輝くキミがまぶしくて」

黒髪ロング祭作品まとめ
【募集】黒髪ロングイベント開催のお知らせ

水星さん主催の9月6日「黒髪ロングの日」企画の参加作品です。

小説「夏の終わり、輝くキミがまぶしくて」
  テキスト:すくみう(すくぅうみうぎ)
  イラスト:もうぴい(ひつじの木)


◆    夏の終わり、輝くキミがまぶしくて    ◆

 夏休みも終わった9月上旬。僕は、学校のプールサイドに来ていた。
 同じ学年の名前しか知らない女の子に用事があった。教室に行ったが彼女はおらず、彼女のクラスメイトから、水泳部だから放課後はプールに行っているはずと聞いて、それでプールに来た。

 彼女とは、夏休みに学校の図書館で一人で勉強をしていたときに初めて出会った。
 同じ学年だけど違うクラス。図書館で出会うまでは名前すら知らなかった。

 9月。夏休みが終わり、2学期が始まったばかりだが、プールでは多くの水泳部員達がコースを泳いでいた。僕は、プールを泳ぐ水泳部員の中から彼女を見つける。

 彼女は、慣れた様子でプールに飛び込み、スッーと身体が水面に近づくと、綺麗なフォームで腕を伸ばしてクロールを泳ぎはじめた。
 力強さは全く感じない。静かな腕の動きと息継ぎを繰り返す彼女のクロール。しかし、その無駄な力の入っていない綺麗な動きによって、彼女の身体は、まるで水が運んでくれているかのようにスーッと前方に進んでいった。

 コースを泳ぎきってプールの壁にタッチすると、静かな水音と共に水面に顔を出した。
 ふぅっと息を整える彼女の唇の動きに僕は思わずドキッとして、その瞬間から視覚以外の感覚がわからなくなった。
 騒がしい放課後の学生達のしゃべり声や目の前のプールで泳ぐ水音、遠くで聞こえる野球部のかけ声は一瞬で消え、僕がここに立っているという感覚も無くなる。
 目の前の彼女を見ているということだけが、僕が感じることのできるこの世の全てとなった。

 顔を上げた彼女は、一瞬こちらを見ていたような気がした。

 コースを泳ぐ他の部員達の邪魔にならないよう避けながらゆっくりとプールの端にやってくる。そして、タラップに手をかけると、細い腕に力がはいる。プール水面から反射する太陽光が濡れた腕を照らし、その透き通る肌がより一層白く見える。
 タラップを一段一段上がる彼女。

 彼女は僕に気づいてくれてプールから上がってきているのか、いや、僕の後ろに実は別の男が立っていて、そいつのほうに駆け寄っていくのではないか、そんな不安が心の片隅にあったが、僕は後ろを振り向いてそれを確認することもできないくらいに、首から頭のてっぺんまでガチガチに力が入った緊張状態になっていて、彼女の姿に釘付けになっていた。

 左、右の順にプールから上がってくる両の脚から滴り流れる水は、ふとももから腰、ヒップラインをなぞり、水面へと落ちていった。
 最後の一段を上がるところで彼女が上体を前方に曲げる。
 思いもよらず視界に入ってしまったスクール水着の隙間の胸部を凝視していたことに気づいた僕は、はっと我に返り、慌てて首を横に向ける。
 緊張の中で急激に動かした僕の首筋に激痛が走った。

 しかし、それ以上に僕はつまらない言い訳を考えることで頭が一杯になった。
 見えてない。見えてない。見えたけど、見えてない。見えたのは鎖骨だ。鎖骨と影だ。スクール水着だ。そもそも谷間と言えるほどの大きさはないし、見えたわけじゃない。
 見えてない、見えてない。見えたけど、見えてない。見えてないんです。

 わずか1秒にも満たない時間であることはわかっているけれど、僕にはそれが3分以上の思考時間に思えた。
 喉が熱くなり、口の中が渇く。いやな汗が全身にじわりと包み始めたのを感じた。僕の視線の先がどこを見ていたのか問い詰められたら、どう言い訳をしたらいいんだろう。なんて言ったら・・・

「水橋くん。」

「!」

 僕の身体がピンッと直立不動になる。両手の指先は揃い、両脚の真横にぴたりとくっついていた。
 ぼぼぼぼぼ、ぼくの名前が呼ばれた。だけど、僕の顔は彼女のほうを素直に向けないでいた。

 こちらに近づいてくるプールサイドをひたひたと歩く足音。
 その足音が気になって、ようやく視線を少しだけ彼女の方に向け、横目でチラリと彼女が近づく様子を確認できた。
 水泳帽を脱いで、帽子の中に団子形に収めていた濡れた髪をほどくと、それがするりと落ちてくる。

「みずはし・・・くん?」

黒髪ロング企画参加作品:小説「夏の終わり、輝くキミがまぶしくて」


 そう言いながら、僕の真正面の視界に入り、腰の後ろに水泳帽を持って両手を組んで、僕の顔を覗き込むようにぴょこんと顔を突き出し、もう一度、声をかけてきた。
 僕と目が合って安心したのか、ニコリと微笑む彼女の笑顔。

 泳いだ後の紺色から黒へと深みを増した濡れたスクール水着にスルリと垂れる長い黒髪は、首から鎖骨を通り、ゆるやかな起伏を隠すように濡れた状態で貼り付いていた。
 その美しい黒髪は、太陽の光の反射とみずみずしさで綺麗に輝き、彼女とは独立した優しい生命のようであるかのような生き生きとしたつややかさをもっていた。

 みどりの黒髪が彼女の胸を暖かく包み込む様子に思わず見とれてしまい、僕はゴクリと生唾を飲み込む。そして、それを悟られまいと慌てて僕は返事をする。

「や、やぁ!」

 彼女は僕の視線に気づいてしまったようだ。僕を覗き込むようにしていた身体を起こし、それとなくスクール水着に貼り付いた長い髪を梳くように右手で整えはじめた。

「水橋くん・・・。むー。」

 彼女は少しうつむいて頬を赤らめ、口を尖らせていた。

「泳いだ後は、髪の毛バサバサになるんだから、あんまりじろじろ見ない・・・でよ。」

 後半は声が小さくなり、良く聞こえなかった。

「い、いや、ちが、違うんだ。髪の毛がバサバサだと思って見ていたわけじゃ・・・」

 彼女が勘違いしてくれたにも関わらず、思わず僕は馬鹿正直に否定をしてしまい、じゃあ本当は何を見ていたんだお前は、というツッコミが思い浮かび、僕は次の言葉を詰まらせた。

「じー。」

 彼女はジト目で僕を見る。わざと擬音を声に出して言うところがずるい。かわいすぎるじゃないか。

「あっ・・・いや・・・。」

 僕はさらに言葉に詰まる。が、しかし、何かを言わないとさらに追い込まれそうな気がしたので、思い切って、本題に切り替えることにする。

「そ、そうだ、本を・・・この間、夏休みに借りた本を返そうと思ってさ、うん。」

「本・・・あぁ、あれね。うん、わかった。もうプール上がって今日は帰るから下駄箱で待ってて。」

「えーと・・・部活は?」

「今日は自由練習なの。だから、もう帰ろうかなって。一緒に帰ろ♪」

「あ、・・・うん。」

 ちょっと待った。これは一体どういうことなのだろうか、んーと、えーと、女の子と一緒に帰るということになったらしい。これは、はたして何を意味するのだろうか。
 まさか、夏の終わりからでも恋を始めることができるのか。僕の初めての恋愛が。んー、いやいや、待てよ、たまたま帰るタイミングだったからというだけなのか、そうなのかもしれない。どっちだろうか。いずれにしろ、まさかこんなことになるとは思っていなかった。

 いや、正直に言おう。夏休みに一度、たった一度会っただけだが、彼女のことが頭から離れられなかったのは確かである。
 あの日以来、夏休みにも関わらず、なるべく図書館に行くようにしたが、結局、会うことはできなかった。2学期が始まってすぐに名前を元に調べてみてやっとクラスが分かった。放課後、そのクラスの教室に行ったときには彼女はおらず、水泳部員であることを教えてもらった。それからプールに行って彼女の泳ぐ姿を見ていた。見とれていた。そして、今、この状況である。
 こんな僕を自分でも気持ち悪いと思う。ストーカーみたいに思われるかもしれない。そう思っていた。それがまさか一緒に帰るということになるなんて。

 少なからず僕に好意を持ってくれたということかもしれない。
 いや、好意でなくとも、一緒に帰っても安心な相手ということか、それとも、単純に異性として見ることもないという意味での大丈夫な人間と思われているだけか、いやいや、さっきの笑顔は、それだけの男子に向けるにはあまりにも輝かしい笑顔だった。
 あれは恋する異性に向けるような笑顔だった。

 ああいう笑顔を僕はアニメやゲームでモニター越しにたくさん見てきているが、僕の人生の記憶の中では、現実の女性からあんな素敵な笑顔を向けてくれたことは一度もない。
 いや、この世の中で2人だけ、そんな輝かしい笑顔を向けてくれた人達がいた。両親である。
 ただし、今は家族愛の話をしているのではない、男女の恋愛の話をしているんだ。

 彼女のさきほどのあの笑顔・・・艶めかしく濡れた脚、スクール水着に包まれた控えめな曲線をもった身体。そして、赤く染めた頬にかかる濡れた髪とその先にある唇。
 思い出すだけで胸が高鳴ってくる。

「水橋くん、おまたせー。」

 ビクッ!と肩が上がり、髪が逆立つくらいの電気が走ったような驚きを感じる。

「ど、どうしたの?」

「いや、い、いきなり話かけてくるから・・・。」

「ごめんなさい。」

 冗談っぽく舌を出して、お辞儀のポーズをする彼女。
 半渇きの長い髪の毛がスルリと肩先から垂れる。

 プールにいたときは目立たなかったがこの場所だと、彼女の髪の毛から漂うプールの水の香りが鼻にスッーと入ってくる。
 夏の香りが心地よく、また、彼女の匂いがしてくるようで僕はドキドキした。

「髪、乾かしてこなかったの?」

「まぁ、まだ夏だから、自然乾燥でもいいかなと。」

「だめ?」

「いや、いいけど。」

「水橋君は、こんな感じの・・・ストンとおろした髪と・・・」

「ん?」

 突然彼女は何かを言いかけて、両手を両耳の上あたりやや後方に持っていって、左右で別々に髪を束ねる。

「ツインテールと・・・」

黒髪ロング企画参加作品:小説「夏の終わり、輝くキミがまぶしくて」


 両手を上げた状態のため、夏用のセーラー服の裾が上がり、彼女のおへそが見える。彼女はそれに気づかず、両手でツインテールを作ったまま、頭を横に少し傾けて、テヘッと舌を出す。

「それとも・・・」

 僕はその彼女のかわいい仕草に見とれていて、彼女が口にしている言葉を聞く余裕も無くなっていた。

「ポニーテール・・・」

 後ろで1つに束ねるようにすると、彼女の腕はさらに上がり、おへそだけでなく、勢いで肋骨のあたりまで見えてしまうのではないかと気が気ではなかった。水泳部員である彼女の身体は無駄な脂肪がなく、また、かわいさを失くすくらいの筋肉質でもなく、ほどよく綺麗に引き締まっている。

 そして、ポニーテールを作って、髪を結んだ部分を僕に見せるように身体を半回転すると、上にあげた腕のおかげで制服の袖からわきを拝むことができた。
 さらに、束ねられた髪の生え際に、綺麗なうなじまで・・・。

「ねぇ、聞いてる?」

「え?あ、何?」

「水橋君はどういう髪型が好き?」

「あ、あー・・・」

 髪型の話だったのかと僕はようやく彼女の話の内容を理解した。僕はファッションショーでも見てるかのような夢のような時間を過ごしてしまっていた。
 あいかわらずの変態だな、僕は。いや、もうアニメ三昧とゲーム三昧で、年齢=彼女いない歴である僕は変態であることを否定しない。
 髪型、彼女が見せてくれた姿は、髪をおろしている姿も、ツインテールも、ポニーテールもどれもすごくかわいかった。心奪われた。どれが一番良いかはなかなか決められないだろう。
 そう思っていると・・・。

「やっぱり・・・ショートヘアーのほうがいいのかなぁ・・・泳ぐとき邪魔だし・・・」

 彼女は、肩にかかる長い髪の先を、左手でくるくると巻いていじりはじめた。

「少し茶色にしたほうが、雰囲気明るく見えるよね・・・。」

 彼女は少し迷うように、地面を見つめた。

「そ、そんなことない!それはない!」

「えっ・・・?」

「黒い髪、素敵だ!プールで泳いだ後、君の髪は綺麗に輝いてた!
 みどりの黒髪ってこういうことなんだって思った!
 長い髪のほうが絶対良い!肩にかかる髪は、なんていうか、
 その・・・色っぽいっていうか、その・・・うまくいえないけど・・・すごくドキドキするんだ!
 髪をあげる仕草も好きだ!髪をあげたときに見えるうなじも白い肌が透き通ってみえて、
 うつ・・・美しい!」

「・・・う、うん・・・。」

「とにかく!黒くて長い髪が君には一番似合ってる!!
 それに笑顔が素敵だ!!さっき、僕に見せてくれた笑顔は輝いて見えた!!
 天使だと思った!!天使の光線をお見舞いされたと思った!!」

「え?てん・・・し?」

「ごめん、もう・・・僕のことを変態だと思ってくれていい!
 君がかわいいと思った!美しいと思った!
 綺麗な黒い髪、まぶしい笑顔、元気に泳ぐ姿!
 僕は君に恋をしました!!」

「・・・あっ・・・えっ・・・」

「あなたが好きですっ!」

「・・・・・・」

「・・・・・・」

 僕は言ってしまった。黒髪を、ロングヘアーをやめようとしていた彼女を止めたいと、あんなに美しくて綺麗な黒髪ロングを見せつけてくれた彼女に、そのままでいてほしいと思うあまりに、必死に言葉を投げかけようとして、声を振り絞って、勢いで思ったことを全て口にしてしまったら、黒髪ロング引退宣言を止めるどころか、彼女をそういう目で見ていたという変態行為まで暴露してしまった挙句、彼女に告白までしてしまった。

「あ、あのね・・・。」

 彼女は困ったように僕を見た。

 色々なステップをすべて踏み飛ばしてしまった。
 まだ恋人でもなければ、お友達でもない。たった一度会って名前を知って、それでこれが二度目の出会いだというのに・・・。

「その・・・ほんのちょっと髪型のこと、聞いてみたかっただけだったんだけど・・・。」

 僕は結局は、人前に出ると喉から声がでず、どもってしまい、支離滅裂に喋ってしまう・・・それを変えることができない人間なんだ・・・。
 やっぱりダメな人間なんだ・・・。

「私の髪を・・・私のことを・・・そういう風に・・・」

 やっぱり変態だと思われた。否定しない。否定しない。
 否定しない人生を送ると決めていたのに、現実は残酷だ。

「見てくれる人がいるとは思わなかったから・・・」

 いや、僕が自分自身を変態と認めて生きていくという覚悟が足りていなかったというだけのことかもしれない。
 心のどこかで、僕は自分が変態であることを自覚して、でも、人には絶対迷惑をかけないで寿命をまっとうすることができれば、それでいいと思っていた。でも、その覚悟が全然足りてなかった。

「ちょっと驚いちゃったんだけど・・・。」

 僕は迷惑をかけてしまった。彼女は、これから世の中の男性全てが、僕のような変態的な目つきで女性を見ているんだと恐怖と不安に怯えて生きていくことになるかもしれない。
 僕は人に迷惑をかけてしまった。彼女に迷惑をかけてしまった。

「ありがとう。私で良ければ、付き合ってください。」

 さよなら、僕の青春・・・。

「私を・・・よろしくお願いします!」

「えっ・・・。」

 そう言って、彼女は再びお辞儀をしていて、先ほどの冗談のときよりも深いお辞儀を。
 僕はあっけにとられていた。

「あ、えーと・・・は、はい。」

 彼女は顔を上げると、目の端に涙を浮かべながら、僕に満面の笑顔を向けてくれた。
 僕は彼女を泣かせてしまったようだ。
 ふと爽やかな風が吹く。
 彼女の美しく輝く黒い長い髪が、ふわりと揺れた。

 ・・・

 ・・・・・・

 ・・・・・・・・・

「・・・ぉーい」

 僕は誰かの声を聞いて、夢のような感覚から、自分の身体の重みを感じ始める。

「おーい。起きないなら、フライパンでゴーンってやります。5・4・3、」

「って、ちょ、おーい!!」

 僕は目を覚まして、即・状況把握、身体を起こそうとする。

「2、あ、起きた。はいっ!」

 ゴーンッ!!

「ぐぬふっ!」

 目の前の男はカウント2でフライパンを重力に任せて、僕の頭に落とした。

「痛ってぇーーー!!」

「起きた、起きた、キモイ顔で寝てる奴が起ーきーたー。」

「ほら、帰るぞ。」

「えっ?帰るって?」

「なに言ってんだよ。人の家で酔っ払って寝てちゃダメだよ。」

 僕は目が覚めた。友人の家で呑んでいて酔っ払っていたらしい。
 そして、どうやらその友人である目の前のこの男に起こされたらしい。

「どんな夢見てたんだ、お前?」

「髪が黒くて長くて、めっちゃ綺麗な人に告白する夢。」

「夢の見過ぎじゃ、ボケ!」

「夢くらい見させろ!」

「髪が黒くて長いってことは、ポニーテール?ツインテール?」

 そう言って、目の前にいる黒くて長い髪をしたヤサ男は、自分の髪を束ねて、それぞれの髪型を見せつけてきた。

「やめて、それ、僕の夢、壊れますやん。そのまんまの夢を見てたの。
 ただし、相手は女の子。」

「なぁなぁ、ポニーテール、ツインテール?」

 こんな変な男共と30歳過ぎた今でも、週末、呑んで酔いつぶれるか、録り貯めたアニメを消化するか、積みゲーを消化するだけの人生を繰り返すだけの変態的嗜好を持つ自分に、一生、彼女はできないと思った。
 でも、多分、こんな暮らしを繰り返していれば、誰にも迷惑をかけずに、楽しく馬鹿なことをやって盛り上がって、そして、寿命をまっとうして人生を終えることができるんじゃないかと、そう思った。

「なぁなぁ、ポニーテール?ツインテール?青春ですなぁ。」

 ニヤニヤと薄気味悪い笑いを浮かべて、しつこくイジリネタを続けてくるこの男の愚行も、今なら許せる気がする。一緒に馬鹿やって楽しくも愚かな人生を送ってくれているんだから。

「青春?そんなものは母親のお腹の中に置いてきた!
 生涯独身を貫き、黒髪ロングを生暖かく保護することをここに誓います!!」

「おっ、ぶっ壊れたぞ。もういっちょ呑むか。」

「呑みます!」

「よーし、おっちゃん、男やけどな、黒髪でロングやねん、一杯、お酌させてください。」

「恐縮です!嬉しいです!いただきます!」

 僕たちの楽しい人生はまだまだこれからだ。



2010年09月06日 | サイト企画 | トラックバック:0 | コメント:2 | 拍手コメントを見る

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やっぽり、スポーツをやっている子はショットの方がイメージに残ります。特に水泳の場合は、邪魔に成りかねませんのは痛々しいです。やっぱり夢オチとは現実を感じます。

高作を拝見して、ポニーしたりツインテールしたりするところで、リアルに知りあい子が「黒髪は面倒ですが、色々違う髪形になれるメリットもあります。」と言った事があることを思い出します。言った本人はショットですが...

水泳に黒髪ロングは、発想すらしなかった私には新鮮味を覚え、書いて頂いて有難う御座います。(ちなみに、”近います”は”誓います”の誤植なのでは?ご確認お願い致します。)

2010年09月06日 浦木裕 URL 編集


作品を読んでいただき、ありがとうございます!
黒髪についてのご意見を頂けて、嬉しいです。

「近います」は誤植でした。訂正いたしました。
早期のご指摘ありがとうございます。助かりました。

2010年09月06日 すくみう URL 編集













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